アキュマックスA(AccumaxA) マイクロピペットはUV(紫外線)耐性。クリーンベンチや安全キャビネット内常備間マイクロピペットとして、安心して使用できます。また、フルオートクレーブ対応なので、分解せずにそのままで高圧蒸気滅菌が行えます。交換部品も揃っています。
■ 商品説明
アキュマックスA(AccumaxA) マイクロピペットはUV(紫外線)耐性。クリーンベンチや安全キャビネット内常備間マイクロピペットとして、安心して使用できます。また、フルオートクレーブ対応なので、分解せずにそのままで高圧蒸気滅菌が行えます。交換部品も揃っています。
■ 商品仕様
製品名 | アキュマックスA 可変容量マイクロピペット【オートクレーブ滅菌可】 |
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型番 | YAV |
メーカー | アキュマックス |
【マイクロピペットのオートクレーブ滅菌について】
特定のメーカーに限らず、一般的には121℃、20分の高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)では少なからず、樹脂の劣化が起きます。これは、ごく微量ですが、水蒸気が樹脂にしみこみ、樹脂の可塑剤を流出させたり。樹脂の分子結合を変性させることによります。これにより、樹脂は白濁を帯びたり、粉をふいたような状態になることがあります。したがって、ピペットを毎日のようにオートクレーブにかけることは好ましないと弊社は考えます。特定のメーカーのピペットに限らず、【オートクレーブ滅菌可能】の表記がある樹脂製品であっても、できるだけ滅菌回数を少なくすることが長寿命につながります。
一般的な無菌操作では、フィルターが付いた滅菌チップがよく使われています。クリーンな環境にピペットを入れる場合、消毒用アルコールでピペット本体をきれいに拭いてから使用します。この状態でピペットは完全に滅菌されていませんが、仮にピペット本体の内部からバクテリアが噴出されても、チップ内のきめの細かいフィルターで捕捉されるため、ピペットで吸い込む液体へのバクテリアの汚染は起きません。フィルターチップ製品のほとんどは滅菌済みでラック入りの為、高価ですが、非滅菌のチップを毎回ラックに詰めてオートクレーブしたり、ピペットを毎日滅菌してピペット寿命を縮めるよりも、トータルコストは低いのかもしれません。またピペットは内部にグリースが塗ってあるため、オートクレーブを行たびに、このグリースは熱で一部が流出します。したがって、毎回、グリースを補充する事が求められます。
勿論、ご自分で、チップに脱脂綿を詰め、これをオートクレーブして使用しても無菌操作は可能です。しかしこの場合、脱脂綿の繊維が原因で、チップとピペットとの装着が不完全となり、エアー漏れが起きる可能性がありますので、十分ご注意下さい。
「オートクレーブ可能」とは、たまに滅菌する事は問題ない、という意味でとらえた方が良いのではないかと弊社は考えます。
細菌のピペットには専用グリースが付いてきますので、これを使用してください。
どうしても、毎回オートクレーブしたい場合にhあ、ピペット本体をすべて滅菌せず、ピペット先端のパーツのみを滅菌する方が良いでしょう。しかし、ピペット内部の棒状のピストン(プランジャー)は、ピペット本体に固定されていて、これを外すことはできません。このプランジャーを滅菌するためには、これを消毒用アルコールで拭く事が求められますが、これによってグリースが取れるため、グリース補充しなくてはなりません。なんか厄介なことになってきます。
【メーカー多意図するオートクレーブ可能の意味とは?】
これは弊社の勝手な考えですが、オートクレーブが必要な場面とは、毒性の強いバクテリアやウイルスを扱った実験や、遺伝子組換え実験を行った後、有害微生物が外界に出ないようにするためにオートクレーブを行うことを想定しているのではないかと考えます。細胞培養や、微生物混入試験を行う場合の無菌操作には、清潔なピペットを用いることが求められますが、このような場合には、ピペットを毎回滅菌するよりも、滅菌されたフィルター付きチップを使うことが一般的な理解だと考えます。
ピペットを正しく使って、5年以上は使いたいものです。
文責:セル・ダイアグノスティックス合同会社
アキュマックスの先端部分を分解した様子
専用グリース
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