【赤外線サーモグラフィーの原理と応用例 Q&A】 <赤外線サーモグラフィとは>
赤外線サーモグラフィは,測定対象物から放射される赤外線を検出し,そのエネルギー強度に応じて擬似カラーで,リアルタイムに画像表示させるシステムであり,対象物に接触することなく温度を測定する事が出来ます。
赤外線サーモグラフィは非接触型の温度測定装置であるため,隔離された場所にある対象物や,比較的大きな対象物全体の温度分布を一度に測定する事が出来ます。
赤外線は,物質が絶対0℃でなければ,いかなる物質からも放射されているため,赤外線サーモグラフィでは,原理的には超低温から高温までの温度測定が可能です。
<赤外線サーモグラフィと応用> 赤外線サーモグラフィは前述の人体表面温度測定や,ビルなどの外壁の温度分布の測定にも利用され,外壁の老朽化を非破壊的に検査する方法として一般化しています。軍事面では夜間の人物の可視化にも使われてります。
【赤外線サーモグラフィの応用例 Q&A】 <赤外線サーモグラフィーの別称> 赤外線サーモグラフィ,サーモカメラ,サーモグラフィー,サーモビジョン,熱画像カメラ
赤外線サーモグラフィの応用例 ・断熱効果を指標としたエコ住宅の設計・施工・建物診断
・畜産分野における家畜伝染病対策。
・レーシングカー・エンジン,タイヤ温度測定。
・コンクリート壁の壁浮き検査(非破壊検査)。
・夜間の有害動物の行動分析。
・加熱配線野検出。
・競泳選手の筋肉利用状況のマッピング。
・競技用オーダーメード靴の内部摩擦箇所検知。温度分布測定。
・夏期、野外イベント会場での輻射熱測定。
・配電盤等における過熱回路の検知。
・珈琲豆焙煎時における実質的な珈琲豆表面温度の測定。
・体表面温度分布を指標としたカスタム衣服デザイン。
・エコ環境構築の為の、包括的室内熱源調査。
・は虫類体温と行動の相関性研究。
・雲の温度測定。
・火山火口の温度測定。
※上記の例は赤外線サーモグラフィ(サーモカメラ)の応用例の一部です。
<参考:CHINO製サーモグラフィの動画録画について>
”動画記録が可能なCHINO製(チノー製)サーモグラフィの機種はCPA-0306と Tシリーズ”
CPA-0306,またはCPA-Tシリーズでは,サーモグラフィ本体を外部パソコンに接続する事によって,パソコンのハードディスク上に動画の記録が可能です。
◎CPA-306 (チノー 携帯型熱画像カメラ) サーモグラフィ本体をUSB経由でパソコンに接続すれば,専用ソフトウエア(24万円)上で1Hz程度のコマ速度で熱画像観察と録画が可能。
◎CPA-T シリーズ (チノー CPA-T200,T250, T400A)では,パソコンとの接続に高速転送が可能なIEEEを使用し,2~5Hzのコマ速度で上記同様,ソフトウエア上で2~5Hzの熱動画観察と録画が可能です。
両機種とも,本体内のメモリーには直接の録画はできません。
熱画像カメラ (赤外線サーモグラフィ) CPA-0304 定価 660.000円 (税別) (動画記録機能なし)
CPA-0306 定価 1,100,000円 (税別)
CPA-T200 定価 1,390,000円 (税別)
CPA-T250 定価 1,650,000円 (税別)
CPA-T400A 定価 2,200.000円 (税別)
詳細はメーカーホームページでご確認下さい。
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